暇な人のための暇なときに読むブログ

−–−日常や気づきを備忘録として残していきます−–−

お気持ちだけで。

 

 

 

もうすぐ祖母の誕生日。

 

ごめん、おばあちゃん。
何歳になるかわかんないや。

 

 

 

 

 

 

祖父2人、祖母2人のうち、もうすぐ誕生日を迎える祖母は最後の砦である。
3人の祖父母たちは旅立ってから随分経つなぁ。
一人一人に思い出があり誰が一番だったなんて選べないが、一番良くしてもらった祖母が今回の主役である。

 

 

もうすぐ誕生日だということで、私はお祝いの品を贈ろうとしていた。
社会人になるまでは「はい、少しだけど誕生日プレゼント。」と言ってポチ袋に現金を入れて、お母さんにバレないように(バレてたけれど)こそっと渡してくれた。
おばあちゃんは自分で好きなものを買いなさいと言って現金をくれる。
「そんな…いいのに」とニヤニヤしながら私が受け取るのがいつもの流れだ。

 

 

社会人1年目となって迎えるおばあちゃんの誕生日。
おばあちゃんに何を贈ろう?と悩みながら、おばあちゃんのことを考える。

 

 


大学生までは、なけなしのお金で買っていたおばあちゃんが大好きなお花。
おばあちゃんはいつも遊びに行くと「くれたお花、大事に育ててるよ。」と言って渡した時より元気になっているお花を見せてくれる。
毎日お水をかえて、大切に大切に育ててくれてるんだなと思うと本当にうれしくなる。
プレゼントを渡した私がなにより嬉しくなる瞬間だった。

 

 

 

社会人になって、地元を離れた私を心配してかかってくるようになった電話。
LINEではなく携帯電話の番号でかけてくるのはおばあちゃんぐらいだと思う。
「元気か〜?」という第一声からはじまり、たわいもない話をして、最後は「戻ったら絶対遊びに来てね」で終わる。
このご時世、なかなか会えないのだけれど、落ち着いたら会ってお花のこといっぱい教えてね。最近私もお花を飾るようになったから。

 

 

 

結局、プレゼントはお花を贈ることにした。今回は花瓶も一緒に。
お花を飾った後、ドライフラワーの作り方を私が教えて、ドライフラワーが朽ちるまで見届けてもらわないとね。

 

 

 

さて、私から電話をかけよう。